ネフローゼ症候群の治療
ネフローゼ症候群の治療には、薬物療法と食事療法の2つがあり、この2種類をバランスよく組み合わせて効果的に治療していきます。基本的に入院治療が必要となります。
診断に際しての検査は、以下の通り。
◎尿検査
◎血液検査
◎腎機能検査
◎腎生検
腎生検とは背中から直接、針を刺して腎臓から腎組織を取る検査です。
【薬物治療】
ネフローゼ症候群に処方されるのは抗生物質・副腎皮質ステロイドホルモン剤・免疫抑制剤・利尿剤・降圧剤が主なものになり、抗生物質は感染症予防、副腎皮質ホルモン剤はネフローゼ症候群の症状コントロール、利尿剤は浮腫の軽減に使われます。
副腎皮質ホルモンとはステロイドの一種で、腎臓の上の方にある副腎という場所に働きかける薬で、感染症や骨粗鬆症、高血圧などの副作用の心配もありますが、この薬を使用する事によって、小児では90パーセント、成人でもその治療実績をあげています。
他に、免疫抑制剤なども副作用があるようです。
再発を繰り返す場合、幼児のネフローゼ症候群の場合には医師の見解により治療法などがことなるようですので、主治医が適格に指示してくれるでしょう。
【食事療法と生活】
タンパク質と塩分を控えた食事を心掛けるようにします。
タンパク質は取りすぎると腎機能をさらに低下させますので、良質なタンパク質、例えば必須アミノ酸を多く含む肉、卵、牛乳、大豆製品をバランスよく取るのが理想的です。
ステロイド剤を服用している間では安静を心掛けます。尿蛋白が減少し服用を中止すればまた通常生活にもどれるようですが、医師と良く相談して無理のないように心掛けましょう。
安静期間が長くなると肥満傾向になる場合もありますので、気をつけましょう。
ネフローゼ症候群にかかると風邪などを引きやすくなりますので風邪の流行時期などは充分に気をつけて日常生活を送るといいでしょう。