ネフローゼ症候群とは
腎臓には、糸くずのように固まった構造をしている『糸球体』というものがあり、それを通して余分なものをろ過して尿となってでてきます。
簡単に言えば、それは浄水器のフィルターのような役割をしています。
余分なものの中にはタンパク質なども含まれており、そのタンパク質がろ過されずにそのまま尿にでてしまい、尿蛋白となります。
タンパク質は『アミノ酸が鎖状に結合した高分子化合物』であり、体内に無数に存在し細胞に働きかけ私達の生命を支えています。
そして、このタンパク質が体外にどんどん流れていってしまい尿蛋白、高脂質血症、むくみなどを引き起こす症状がネフローゼ症候群という病気です。
ネフローゼ症候群には2種類あり『原発性ネフローゼ症候群』と『続発性ネフローゼ症候群』に分かれます。
この2つを簡単に言うと『原発性ネフローゼ症候群』とは、腎臓自体の糸球体が異常を起こしてしまうもので、『続発性ネフローゼ症候群』とは他の全身性の病気が原因で腎臓の糸球体に異常を起こしてしますものです。
続発性ネフローゼ症候群を引き起こす疾患としては、代表的なものは糖尿病や膠原病から来ている全身性エリテマトーデスが挙げられますが、他にがんやリンパ腫、マラリア、梅毒などでも引き起こす事があるようです。
厚生省による、ネフローゼ症候群と診断される基準は以下の通りです。
◎尿蛋白量 : 尿蛋白量3.5g以上
◎低蛋白血症 : 血清総蛋白量は6.0/dl以下
◎高脂血しょう : 血清総コレステロール値250㎎/dl以上
◎むくみ(浮腫)